墓地を経営主体別に分けると、「公営墓地」「民営墓地」「寺院墓地」に分けられ、それぞれに特徴があり、 取得の方法や使用制限なども異なるため、双方の特徴を理解した上で決めるようにしましょう。
墓地の種類
公営墓地
各都道府県市町村などの地方自治体が管理・運営する墓地で、申込は地方自治体になります。 永代使用料や管理料が安く抑えられます。また、自治体が管理してますから、宗旨宗派による申込制限など宗教的な制約は一切ありません。 但し、「現住所がその自治体に有る・遺骨が有る」など規制が有り、募集に関しても抽選制で購入は困難なのが現状です。（自治体により異なる）
民間墓地
宗教法人がお寺以外で経営もしくは、財団法人や社団法人といった公益法人が運営している墓地です。公営墓地に比べると永代使用料や管理料などは 少し割高ですが、遺骨の有無・宗旨宗派の限定・墓地によってはお墓のデザインや大きさなど自由に選べる場合が有ります。
寺院墓地
お寺の境内に有り、その寺院が管理している墓地の事をいいます。手厚く供養されたい・跡取りがいないので無縁の心配が有るなど境内に有るので ご住職が面倒見て貰えます。（寺院により異なる）仏様・ご先祖様を安心して供養したい方にはおススメです。また、交通の便利な所が多いのも特徴です。
墓地の種類メリット・デメリット
公営墓地
メリット
・墓地使用料や管理費が比較的安い。
・一般的には石材店の指定はなく、自由に選べる。
・白治体が管理/運営しているので信頼できる。
デメリット
・市街地から遠い場所が多い。
・取得者(その自治体の住民及び居住年数、お骨が有りなど) の資格制限がある。
・墓石の形・大きさ・高さなど制限が多く、場所を選べないことが多い。
・希望者が多く、競争率の高い抽選になることが多いので取得が困難な場合がある。
民間墓地
メリット
・購入者の資格制限がない。
・宗教・宗派を間わないところが多い。
・敷地の広さや墓石の大きさ、形を自由に選べる。
・法要施設や駐車場などの設備環境が整っているところが多い。
デメリット
・一般的に郊外にあることが多く、場所によってはお墓参りに不便なところもある。
・石材店が指定されている。
・霊園ごとに規模の大小がさまざまである。
・近隣などとトラブルがある
寺院墓地
メリット
・市街地にあり、交通の便が良いところ が多いのでお墓参りが楽にできる。
・管理が行き届いているところが多い。
・供養などの相談が出来るので、安心できる。
・跡取りがいない場合も相談できる。
・法要のとき、本堂を利用できる。
デメリット
・宗教・宗派が違う場合は改宗をする。
・檀家にならないといけない寺院もある。
・石材店が指定されている場合がある。
